2022/06/13

【テクノロジー】5Gが普及すると何が起こるのか

【テクノロジー】5Gが普及すると何が起こるのか

5Gが私たち消費者にも認知され始めました。5Gとはモバイルデータ通信の通信規格のことをさします。私たちのスマートフォンで使用するLTE回線は4Gに分類されています。
数年前の通信規格は3G回線でした。今でもLTEがつながらいカ所は3G回線に切り替わるサービスが提供されているかもしれません。
5Gが普及すると、今のLTEの代わりに5Gが使われて、5Gがつながらいカ所でLTEが使用されるだけで、大した違いはないんじゃないの?と思う方が多い気がします。
もちろんそれもありますが、5Gはそれだけでは無く、大きな可能性が秘められているのです。

  • 1.5Gとは
  • 2.5Gの可能性
  • 3.6Gとは

1.5Gとは

5Gとは、日本語では5世代という意味です。使用される周波数の帯域が3.7GHz帯と4.5GHz帯、28GHz帯です。これまでの4世代と比較して、高い周波数領域を使用する通信規格です。
データ伝送に関しては、高い周波数を利用する方が大容量のデータ伝送が可能となるため、5Gの使用は大容量のデータ通信が可能となることを示しています。一般的に高い周波数を利用する方が技術的には高度であり、難しい技術が必要となります。
5Gの研究・開発に関しては、中国、欧州で盛んに行われているのが現状です。しかし、中国の技術に依存することは国防の観点からもリスキーであるため、米国は中国排除に乗り出しています。
日本は商用化に進んだ話を聞かないので、世界の大手企業化からシステムをまるごと購入するようになることが予想されます。
日本は5Gの基地局開発は、ほぼ敗北を喫した感が否めないので技術の国とは名ばかりで悲しいですね。
さて、若干話がそれましたが5Gとは高速通信を実現する通信技術であることを述べました。その通信速度に注目すると、4Gの10倍程度の通信が可能であるとされています。この領域に達すると、リアルタイムで莫大な情報のやり取りが可能となるため、数年前から騒がれているIoT「Internet of Things」を本格的に取り入れたサービスの提供が予想されるのです。

2.5Gの可能性

IoTとは機械同士(もの)が人間の手を介さずに情報のやり取りを行うことを指しています。これが5Gと組合さると何が起こるのでしょか。
いくつか例を挙げれば、町中に様々なセンサーが設置されたとします。センサーは絶えず、人の動きや、町の気温を探知し、データを蓄積していきます。このデータに基づいて、渋滞を回避する信号システム。町内の気温を一定に保つ送風機システムなどが提供される可能があります。また車の自動運転に関しても、自動車とセンサーが絶えず通信し情報のやり取りを行えれば正常な走行も可能となる可能性を秘めています。
3Gから4Gへのシフトはガラケーからスマートフォンへのシフトを体験しました。この時でさえ、誰もが気軽にインターネットに接続し、SNSで交流する、動画を配信するといったライフスタイルの変化を目の当たりにしてきました。4Gから5Gのシフトは、私たちにどのような体験を味合わせてくれるのでしょうか。

3.6Gとは

5Gの次が6Gとされ、少しずつ次の研究が進められています。日本は5Gの研究に遅れたことから、6Gへの研究開発に向けて計画策定を模索しているようです(https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/12459/)。ちょくちょくニュースが出てきています。想定される周波数帯域は6GHz、100GHz帯のようです。
通信速度は5Gの10倍というは話なので、もはや想像できない感じですらあります。
想定される未来としては、AIやスマートグラスの活用が期待され、現実と仮想空間をミックスした社会が想像されます。目の前にホログラムが現れるなんてことも十分にあり得る世界です。
現在メタ空間の技術開発を世界的なテック企業が行っています。このような下地の形成が既に始まっているのです。

まとめ

5Gとは、4Gの次の通信規格であり、通信速度は4Gの10倍とされ、IoTと非常に相性が良い。そのためIoTのサービスが普及し、私たちのライフスタイルに新たな変化を与える可能性が十分にある。
5Gの次は、6G。日本は5Gで完敗したので6Gで世界をリードできるように研究開発を模索している。