【生活】リモートワークのこれから
感染症の影響により、リモートワークが爆発的に普及しました。これまで仕事はオフィスでやるものでしたが、好きな場所で仕事ができる環境が整備され、そのシステムを活用するようになりました。しかし中にはリモートワークへのシフトができない企業が見受けれられました。職種によってリモートワークが不可能な場合もあります。その場合は仕方ないですが、リモートワークができる職種なのにできなかった企業が生まれたのはなぜなのでしょうか。
- 1.コミュニケーションの種類
- 2.対面コミュニケーションと、非対面コミュニケーション
- 3.リモートワークのこれから
1.コミュニケーションの種類
コミュニケーションの方法は、顔を合わせて話すことが基本です。これは言葉をツールとして使用しています。それでは言葉以外のコミュニケーションの方法は何でしょうか。それは文字です。文字を読み書きすることでコミュニケーションを取ることができます。
人と打合せをするとき、基本は言葉を用いてコミュニケーションをとります。これは最も原始的で、最も情報を交換できる手段です。手間をかけることなく、相手の雰囲気、人柄なども読み取ることができます。
一方でテキストによるコミュニケーションは、正確に情報を伝えるためには多少手間がかかります。内容は読み手によっても左右されるので、できる限り正確な書き方で情報を書かねばなりません。そうなるとコミュニケーションのテンポは悪くなります。しかし後から自他共に見返すことができるので、防備用のツールとしても大変便利です。さらには、コミュニケーションをとりたい人と、対面でなくても情報を伝えることができるので、テキストによるコミュニケーションも大変便利です。
この2種類のコミュニケーションを、人は上手に適材適所で使用してきました。この適材適所というのは、あくまでもメインは言葉を用いるコミュニケーションで、テキストによるコミュニケーションはその補助的な役割を担うことを指しています。
2.対面コミュニケーションと、非対面コミュニケーション
リモートワークの普及以前は、対面の言葉によるコミュニケーションがメインとして利用されていました。それではリモートワークが普及するとどうなのでしょうか。もちろん重要な内容は、オンラインの会議システムを利用して顔を合わせてコミュニケーションをとる方法が利用されます。
これは従来の言葉を用いたコミュニケーションと大差ありません。しかし普段の何気ない会話や相談といったことは何を使用してコミュニケーションをとるのでしょうか。感覚的にはわざわざ電話を利用するほうどではないし、会議システムを利用するほどでもない。このシチュエーションではメールやチャットを利用するでしょう。おそらく、メールは返信までに時間がかかるので、チャットが多く利用されると思います。
ここでチャットを利用できるかどうかで、リモートワークができるかの分かれ目となります。
比較的若い世代は、スマートフォンを利用してチャットを用いてコミュニケーションをとることが日常でした。またチャットだけではなくSNSの普及により、従来よりもテキスト読むことに慣れているので、リモートワーク上でも、チャットを利用してのコミュニケーションに違和感なく移行できました。一方で、普段からチャットを利用していない世代、テキストで何気ない会話をすることに慣れていない世代の方はどうでしょうか。昔からメールを用いたテキストコミュニケーションを行ってきましたが、これはあくまでもビジネス的な要素が強く、何気ない会話として利用できないため、非対面のコミュニケーションの環境下ではどうしてよいか分からない状態に陥ります。
これがリモートワークができない企業に見られる特徴の一つです。非対面コミュニケーションに慣れていない世代は、自ずと会社の決定権を持つ世代に多くなります。そのため、意思決定者的には社内でコミュニケーションが取れなくなるため、リモートワークができないという判断をしてしまうのです。
3.リモートワークのこれから
リモートワークができる企業とできない企業があるものの、以前よりはだいぶリモートワークが普及しました。
そしてリモートワークでも、問題なく仕事ができることが証明されました。
単純にリモートワークする企業としない企業を比較すると、リモートワークをする企業の方が効率的に時間を利用できることが考えられます。打合せのたびに移動して会議をしている企業と比べると、リモートワークでは圧倒的に作業できる時間が生まれると思います。また成果報告なども、テキストで報告することができれば、作業の見える化にも繋がり、業務の無駄を改善する資料にもなります。
こういった差が企業間で生まれるため、リモートワークができない企業はおのずと淘汰され少なくなっていくのではと考えられます。
まとめ
コミュニケーションの方法は、言葉と文字の2種類があり、対面では言葉が優位に、非対面(リモート)では文字が優位になります。
リモートワークをする企業は文字のコミュニケーションでも問題なく対応できる企業であり、リモートワークをしない企業は文字のコミュニケーションが苦手な企業と考えられます。文字のコミュニケーションを利用することで、作業の見える化や無駄な時間の削除ができるため、企業がより成長していくと考えられます。
あなた自身やあなたの企業はどうでしょうか。リモートワークができますか。