【ライフハック】納得する提案力
納得する提案力とは何でしょうか。そのためには何が必要なのでしょうか。仕事をする上で大切な能力の一つが、お客さんが求めている事を聞き出す力です。よく話す人から、無口な人、支離滅裂な人、様々な人がいます。これらの方に共通していることがあります。それは、誰もが困っているということです。困っているからこそ、今、あなたの目の前にお客さんがいるのです。これから一緒にお客さんのお困りごとに迫っていきましょう。
- 1.現状を知る
- 2.提案する
- 3.選択をしぼる
1.現状を知る
ホームページを作りたいと、私たちの元を訪れる人も、実は自分が何をしたい分からないことがあります。
これはいつの間にか本来の目的を忘れてしまっている状態です。こんな時は、本来の目的を思い出させること、気付かせることから、仕事が始まります。話を聞き出す上で、お客さんが求めているニーズを意識して、話を聞くことが重要です。お話を聞いたうえでニーズを判断し、より効果的な方法があればその方法を提案するのです。SNSが良いのか、紙媒体が良いのか、動画が良いのか、ホームページが良いのか。その選択肢は多岐にわたると思います。
2.提案する
話を聞いたうえで、お客さんが求めるニーズを最大現満たすものを提案します。しかし提案の際には注意が必要です。見せ方は、多くの方法があります。この方法を提案するだけでは、真の提案とは言えないのではないでしょうか。真の提案って何?
ニーズが分かれば、その層に対してどのようにアプローチするか全体の構成を作ることができます。このとき構成と絡めて企画を考えることが真の提案と言えるのです。
企画って何?
例えば、「ゲーム好きな人に向けて情報を発信する」という案件があれば、「ニーズを、ゲーム好きな人は、楽しい気持ちを得たいからゲームしている」と設定します。要は「楽しさ」がニーズです。このとき、どのように楽しさを生み出すか考えます。そして「楽しさ」を突き詰めていくと、「情報発信にもゲーム性があれば、楽しい」と考えられます。これが、企画のスタートとなります。あとは、ゲーム性のある情報発信をどのように実現するか、手段・方法を考えるフェーズになるのです。この一連の流れを企画書としてまとめ、提案することが他と差がつく提案になるのではないでしょうか。
3.選択をしぼる
現状を知り、提案したら、実作業が始まります。この実作業で、コミュニケーションが詰まることが多々あります。その詰まる要素の一つが選択です。物事の決断には、かなりの労力が必要です。人間は基本的に面倒くさがりなので、決めなければいけないことを後回しにしてしまうのです。
これを解消するためには、選択をさせないことです。もちろん提案の胆となるところは選択してもらう必要があります。それ以外の必要がない部分は選択の機会を減らしていきます。例えば、取材対象者を決める等などは、制作側で誰と誰がどうですかと、提案するスタイルの方がお客さんのリアクションはよくなります。これはなぜなのでしょうか。それは、お客さんの立場で考えると、誰を選べばよいか分からないという状態に陥っている可能性があるからです。基本的に、お客さんは何をしてよいか分からないから、私たちプロを頼って仕事を依頼してくれるのです。
まとめ
ニーズを意識して話をきき、ニーズを満たす企画を提案し、実作業では選択の判断を減らすことが、納得する提案力だと言えるのではないでしょうか。